202308某日

猫の背に自分の背を合わせて寝転がる。猫と接している部分が温かくなり、うとうととしだすと、猫は私の寝かしつけが終わったと思ったのか、立ち上がり、自分のキャリーの中に入って行った。私はそのまま長い昼寝をした。ここ数日はとにかく眠い。

 

202309某日

「アステロイド・シティ」をkino cinema横浜みなとみらいに観にいく。劇中劇がある構造が最初の方は難しくて入り込めなかったが、中盤から面白くなった。観終わった後にパンフレットを読むと、背景にあるものが全然わかっていなかった。

kino cinemaの前にあるビルの間の広場には、いくつも小さな噴水のような装置とベンチがあって、水音が常にある。その水音が心地よくて、ベンチに座ってしばらくぼーっとした。気温は高いが、風が強く吹いていて、少し秋を感じる。昨日カレンダーをめくったからそう感じるのかもしれない。

長くバスに乗って帰るので、spotifyでラジオを聴く。作家の朝吹真理子さんがゲストの「おみゆの好き蒐集倶楽部#22」を聴く。朝吹真理子さんのお話は品があるけれどキュートで正直で、お人柄が素敵なことが滲んでいて好きだ。エッセイも好きだし、ラジオに出演されていると嬉しくなって聴く。ラジオはバラの香りの香水についての回だった。osajiのNo.5が気になる。

途中で車窓から「はんこ」という立体的な大きな看板の文字の「は」が抜けて、「んこ」だけになっているのを見かける。「んこ」だけになっているのを見ると、碌な言葉を思いつかない。「はんこ」以外にまともな言葉はあるのか。

 

今年の夏はサルスベリの濃いピンクの花がよく目に入る。西日本に住んでいた時よりも、街路樹に、庭先に、たくさん見ている気がする。

 

202309某日

夜に鳴く虫の声が変わった。風の種類も変わったように思う。

日高屋でレバニラ炒めを食べて、Xを見ていたらアイドルグループのアンジュルムを卒業した笠原桃奈さんがオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に出ることを知る。K-POP界隈には疎いので、オーディション番組の概要について調べることになった。

今までハロプロヲタクとしてたくさんの方の卒業スピーチを聞いてきて、みんなこれまでの自分とグループやグループを支えてくれる人たちへの感謝や将来への気持ちを語ってくれるとても素敵なスピーチばかりだけれど、笠原桃奈さんがアンジュルムを卒業するときのスピーチが特別記憶に残っている。特に『今、何にも代えられないものは、この先何に出逢っても代えられないもので、それは過去に、未来の私の中にあり続けるんだと思います。』という部分が好き。

卒業時のスピーチ全文はこちらで読めた。https://www.oricon.co.jp/news/2214011/full/

彼女が表舞台に帰ってきてくれるだけでも嬉しく、また応援できる機会があることがとても嬉しい。応援したい。

 

オーディション番組の笠原桃奈さんのプロフィール

https://produce101.jp/profile/detail/?id=022_kasaharamomona&lang=ja