202308某日

随分前に気に入って買ったサングラスは度が入っていないので、利用頻度が少ない。最近は太陽が照りに照っている日が多く、アスファルトすら見ていて眩しいので、眼鏡屋で度入りのカラーレンズに取り替えてもらった。

サングラスをして外に出ると、何と楽なことだろう。眉間に力を入れず、目を開いていられる。そういえば、小さい頃から屋外の集合写真では人以上に眩しそうな顔をして写っていた。眩しく感じやすいのかもしれない。こんなに楽なら、もっと前からかけていればよかった。

 

202308某日

引っ越しの時に横着をしたせいで明らかに収納が足りず、いつも机の上をかき分けながら生活をしていることもあるし、服を一向に箪笥にしまわないし、暇でもあるので、IKEAに行くことにした。

駅の改札口を抜けたところで、これから旅行に行く家族と帰ってきたと思われる家族が鉢合わせ、話をしていた。帰ってきた家族の父親のリュックからはイルカかくじらか、何らかの水棲生物のぬいぐるみのしっぽがはみ出ている。

IKEAに行くのは5年ぶりくらいだろうか。会員証の住所が前の前の前の前の住所だった。着いてすぐに昼食を食べていなかったので、レストランに向かう。昼時のためレストランは満席までいかないが、9割ほど埋まっていた。以前行った時もレストランで食事をしたはずだが、あまり覚えていないのと、冒険心があまりないので、もう一度定番を食べることにした。サーモンのマリネ、ローストビーフ、ミートボールを夫と分けて食べたが、どれも美味しかった。こんなに美味しいならザリガニフェアをしていたでザリガニも食べてみればよかった。サーモンのマリネについているソースが美味しくて、売っていることを調べて買った。ピクルスが好きな人は好きだと思う。

食事を終えてショールームから回ったが、ボリュームがあり、足の裏が痛くなってくる。前を歩いていた親子の父親が「ばか!」と何かをしてしまった子供の手を叩いたので、こちらまでびっくりした。父親が聖母マリアと思われる刺繍が入っているスカジャンを着ていたので、印象に残ってしまった。夏休みなのもあり、こども連れが多い。確かに広さ、人の多さ、展示物のワクワク感を考えると、テーマパークのようだ。

机の下に入れられるワゴンと、たたまず放り込む気まんまんの服のための収納、突然欲しくなった作り物のユーカリの木(本物の植物は猫に毒なので置けない)を購入し、配送手続きをして手ぶらで帰った。大きなゴールデンレトリーバーのぬいぐるみにももちろん惹かれたし、有名な鮫のぬいぐるみも可愛かったが、何とか買わずに帰ってきた。半日をたっぷりIKEAで過ごし、大満足だ。