202401某日

タピオカを噛み潰したい、という欲求に駆られ、最寄りのゴンチャに向かった。タピオカ好きのようだが、タピオカドリンクは2度ほどしか飲んだことがない。ゴンチャに至っては初めてだ。ほうじ茶ミルクティーのSサイズを氷少なめ、甘さ少なめで頼む。おいしい。ホットであのタピオカのもちもちっとした食感を味わえるか不安だったので、この寒い時期だが冷たいものにして正解だった。ゴンチャではタピオカのことをパールというのはなぜだろう。ブランドイメージにタピオカという音は反するのだろうか。今回、店頭のセルフオーダーだったからよかったけれど、パール追加で、という方がなんだか気恥ずかしい。みんなもタピオカ追加で、って言ってるんじゃないか、と疑心暗鬼になった。

 

202401某日

厄除けのために川崎大師に行く。門をくぐると境内はこれまで見たことがない量の出店が並んでいた。行き交う人の間分を開けて左右に出店が出ている。出店と人を潜り抜けて本殿に向かい、たどり着いたのは不動堂だった。後からわかったが、大山門ではなく不動門から境内に入っていたようだ。お不動様にお参りし、本堂を探す。出店も人も多く、本堂の位置がわからない。迷いながら本堂を見つけ出し、手を合わせる。厄除けの受付を探すと、ちょうど「14時からの護摩行の受付はもうすぐ締め切ります。お急ぎください」という放送があり、申し込みを受け付ける場所を発見した。窓口が10個くらいあり、次々に人々が申し込みをしていく。考えていたよりもずっと規模が多く、どのくらい時間がかかってしまうのだろうと怯えながら、祈祷を受けるために大本堂に戻った。

ギリギリの時間だったため、たくさんの人がすでに本堂に集まって座っており、隙間がほとんどない。お坊さんたちが人を寄せて寄せて隙間を作っては案内し、新しく人を座らせる。私もどこかから作られた隙間に案内されて、正座で座る。いつから始まったのか、お経がもうあがっている。お経は複数人であげているため、今まで聞いたもののなかで一番迫力を感じた。厄の塊のような人々に太刀打ちするには迫力が必要なのだろう。祈祷が終わると、ご本尊にお参りをし、木札を受け取る。

厄除け祈祷という一大イベントが終了し、おみくじを引くと小吉だった。言葉が古めの難しいタイプのおみくじだったのでいいように解釈している節もあるが、不誠実な行いをすると良くない、きちんとすれば幸あるぞ、ということだった。誠実に過ごしたいと思う。