2024年1月某日

夫と少し夜更かしをして、「明日、朝、起きれたらCOCOSのモーニング行こ」という、あ、これ、多分眠たくて結局行かへんやつや、とお互い感じながらする約束して電気を消した。それから、朝方まで眠れず、眠ることを諦めた頃に眠りについた。8時にセットしていた目覚ましで3割ほど目を覚まし、その後少し大きめの地震で7割ほど目を覚ます。少し驚いている猫を宥めながら、「どうする?諦める?」と言い合い、モーニングは諦めた。せっかく起きたし、体を起こさな、と思っていると、またスッと眠りの世界に入る。昆布を麺状に切って出汁を取ろうとして、なぜかパスタを茹でてしまい、リカバリーするためにその中に昆布を切って入れようとする夢を見た。出汁を取れないまま、9割目を覚まして体を起こすと、もう12時をまわっていた。

 

2024年1月某日

映画「PERFECT DAYS」を観に行く。他人の世界と交わることにより乱される自分の世界を保つことの難しさ、だが、崩れることによって楽しいことやうれしいこともあるなあとも思う。私の生活はもっと不安定で、同じ場所に物を置くことができないから、物を乱さず同じ場所に置いて、歯を磨いて植物の水をあげる繰り返される日常シーンが、それだけで美しい映像だった。

 

ショッピングモールのレストラン街を一通り歩いて、結局フードコートのリンガーハットでちゃんぽんを食べた。10年くらい前、5日間にわたって38度の熱が続き、それが引いた後、どうしてもちゃんぽんが無性に食べたくなって、それからだんだんと好きになっていた。自分でご飯を作るようになってからは、あのたくさんの具材を下準備する手間を考えるだけでありがたい食べ物になった。なんとなく、母親世代もちゃんぽんが好きな人が多い気がしている。みんなどこかしらのタイミングで、ちゃんぽんが好きになるタイミングがあって、それが、私はあのよくわからない高熱だったのかもしれない、と思った。