エネルギーがなくなると、外にもでることが少ないし、何よりお風呂に入ることができなくなる。そんなこんなで去年あたりから頭皮湿疹を繰り返すようになってしまい、痒くなってきてしまう。それでもお風呂の面倒臭さが勝つことが多く、鼓舞するために「今日は入るぞ！入るぞ！」と誰にいうでもなく呟くのだが、なかなか入ることができず、夫に8割くらい冗談で「髪を洗えない！シャンプーをやってくれー！」と駄々をこねていたところ、シャンプーをしてくれた。自分でない手によって頭を洗われることはとても気持ちが良かった。「癒し」という言葉をうまく信じられないけれど、今回ばかりは「これが癒しか」と思った。自分だけではエネルギーの循環がうまくいっていないところに、他人の手が触れることによって流れが変わるようだった。
ずっと編んでいた猫ちぐらを編み終わった。猫グッズは猫が使わなかった時が辛いので今まで作らなかったけれど、何か無心になれる行為がしたくて編み始めた。すると、作っている途中から興味津々で、編み途中からも完成してからもすごく気に入って使ってくれている。
今度は、滑り止めシートに毛糸を結びつけていって玄関ラグを作ろうとしている。これは猫のものではないけれど、猫はまた自分のものを作ってくれていると勘違いし、作りかけのマットの上で眠ったりしている。
「私の生活改善運動」を読んでから、その作者の安達茉莉子さんと、歌手の大和田慧さんがやっている「もちよりRadio」を聴くようになった。今回の回は、11月をケアの月にする、という内容だった。少し違和感を感じている、ずっと少し嫌だと思っていたところを変えていく。私も11月をケア強化月間にして、黙々と作業をしながら、何に無理をしていたかゆっくり考えたいと思った。
