石段を乗り越えて食べる中華

2024年2月某日

近所の中華屋に晩御飯を食べに行く。しばらく行っていなかった店だ。急な石段を登る必要があって、それが大きな壁になっていた。今日はそれを乗り越えて食べに行くことにした。

 

醤油蒸し豚の冷菜、エビチャーハン、麻婆豆腐、エビニラ饅頭を頼んだ。ビールも飲みたくて、生ビールを追加注文する。ビールを頼むとザーサイがついてくるのが嬉しい。

蒸し豚はきゅうりと互い違いに盛り付けられている。きゅうりと一緒に食べる。甘い醤油の香りをほんのり感じる。美味しい。ビールと一緒に食べる。

それから麻婆豆腐とエビチャーハンが次々に運ばれてくる。麻婆豆腐はメニューに別に四川麻婆豆腐があったが、このお店の麻婆豆腐を食べるのは初めてだったのでビビってしまって、普通の麻婆豆腐を注文した。辛くてご飯をかき込まないといけないほどの辛味はなく、おそらく山椒系で口の中に少し辛みが残る。好きな方向性の辛さだ。

エビチャーハンはこの店で好きなメニューだ。ぷりぷりの大きめのエビがチャーハンの上にたっぷりと載っている。卵もふわっとしていて、塩加減もちょうどいい。今日は麻婆豆腐があるので一緒に食べる。シェフ的にOKなのかはわからないが美味しい。

 

えびにら饅頭までたっぷりと食べ切って、温かいお茶を飲む。文学フリマで何か本を出してみたいという話を夫にする。二人とも経験がないのでふんわりとしながら、なんとかなるんじゃないの、ということにたどり着く。これまで行った旅の本か、お酒の思い出についての本を出したいと思っている。

 

お店を出ると夕暮れだった外がすっかり暗くなっていた。お腹がパンパンのまま、歩いて帰る。