冬ミッフィーを迎えに行く

2024年3月某日

朝方、地震の揺れで目が覚める。起きたての無防備な心だったので、揺れがおさまった後も気にしないように埋めておいた不安を掘り起こすように気持ちがぐらぐらとする。不安な時は息を吸ってばかりになってしまっていけない。いけない、ので意識的に吐く息の量を多くしてみる。そうしていると、まただんだん眠気がやってきて、もう一度眠ることができた。

 

ミッフィーが好きなので、今日から始まった雑貨フェスタに行く。お目当ては限定数販売の冬仕様の洋服を着たミッフィーのマスコットキーホルダーだ。催し物会場に着いた時にはすでに整理券が900番台になっていた。近くのドトールでコーヒーを飲みながら時間を待つ。コーヒーを飲んでゆっくりしても、それでもまだ時間があったので西武デパート内をひやかした。

もう限定ミッフィーは全部なくなってしまったんやないやろか、と悲しくなりながら順番が近くなった人たちが整列する待機列に並ぶ。しばらくすると、「マスコットは入口にてお伺いしております」というスタッフの声がしてきた。入り口で1つお願いします、というと袋に入ったミッフィーを手渡される。

ふわふわの素材でできたミッフィーの顔の形をしたリュックを背負って、千鳥柄の帽子をかぶって、千鳥柄のワンピースを着たミッフィーちゃん。会いたかった。