ここまで届く味噌汁

2024年3月某日

少し遠いけれど居心地のいい図書館に行って、バスで帰る。バスに揺られて、胃が気持ち悪い。バスに酔ったのか、コーヒーのせいか。仕事をしていなければ胃が悪いのも治るかと思ったけれど、全然そんなことはなかった。肩こりも、歯軋りも、全然治らない。雨だからか、恨み言みたいに思う。

 

そういえば、昨晩は毎日飲んでいる胃薬を飲まなかった。もう一年くらい毎日飲んでいるのに、昨日は布団に入ってから飲んでいないことに気づいて、なくても生きていけなあかんやろって思ってしまって飲まなかった。飲まないと不具合があるなんて、いつから胃薬も含めての私になったのだろうか、という苛立ち。飲み続けても問題ないから処方されてるのだろうから、胃薬含めての私になったって大したことではないし、これからも生きていけば、いろんなものが私になっていって、その自分を生きていかなきゃいけないのに。

 

家に帰って親子丼と鯖と長芋と小松菜の味噌汁をつくった。お味噌汁の温かさはぐらぐらしている何かの中心まで届いてきた。お味噌汁を作って本当によかった。